



F4サイズのキャンバスに油彩です。
濃紺の背景に、幾重にも重なり広がる針状の葉ように絵の具を重ねて制作しました。まるで土を必要としないエアープランツのような姿です。
重苦しいときは、つい自分を責めてしまいがちですが、そんな自分も否定しないであげたい、自分の中に湧きあがる焦燥感や息苦しさをも認めてくれるような概念がコンセプトです。
絵を描くときや見つめる時、その瞬間が豊かな時間ではなく、苦しさに覆われていようと、
後から振り返って、良い時間であったと思えるような・・・
そんな作品になれたら嬉しく思います。